聖路加国際大学についてUniversity Information

入学式・感謝礼拝 歓迎の挨拶(2019年4月2日)

看護学部長 吉田俊子

 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。

 また、このよき日を迎えられたご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。

 聖路加国際大学の一員としてお迎えできますこと、本当にうれしく思います。

 本学は、日野原重明名誉理事長が「知と感性と愛のアート」と示された、創立者ルドルフ・ボリング・トイスラー博士の建学の精神に基づき、我が国の看護の質向上に資する質の高い看護教育を行ってきました。

 若き米国の宣教医師であったトイスラー博士は1900年に来日され、よりよい医療・看護を全ての人々に行うことをミッションとして精力的な活動をされました。「医療というものは、建物や設備が整い、良い医師がいても、優れた看護師がいなかったら、目的を達成することができない」と考え、日本の看護全体の水準を上げ、リーダーを養成するために、1920年に高等女学校卒業生を入学対象として、本学の母体である聖路加国際病院付属高等看護婦学校を設立されました。本学は、2020年には看護教育100周年を迎えます。100年の間、一貫して我が国の看護のトップリーダーとなる人材を輩出しており、卒業生は医療・保健・福祉等の様々な分野で活躍し、我が国の看護の発展に貢献しつづけております。
 
 科学的な根拠に基づく知、豊かな感性、そしてキリスト教精神に基づく深い隣人愛「その人に関心をもって思いやること」は、聖路加の教育の根幹にあり、学生が獲得していく能力の基盤となっております。

 大学での学びは、看護職として生涯を通じて学び続ける力、一流の医療人、看護専門職として歩んでいくための基盤を養っていくことにあります。そして、大学は学び方を学ぶところであり、他者との比較や偏差値との闘いではありません。自身の成長との闘いであり、講義や演習、実習などを受け身ではなく、教員やリソースを多いに活用し、自身で発展させて習得していくことにあります。

 また、大学生活では、在校生や教職員、また病院や地域の皆様など多くの方との出会いが待っています。多くの人に会い、相手を大切にし、そして自身も大切にして歩んでほしいと思います。これから一緒に時を過ごす、大学で共に学ぶ仲間は、生涯において楽しい時、つらい時を分かち合うことができる、かけがえのない存在となります。私自身もそうであり、共に学んだ仲間は大切なかけがえのない存在です。

 自身の成長のための人生における貴重な時間を活かし、看護学への探求、大学での様々な活動へと、積極的に取り組んでいってください。看護学部教職員一同、皆様と歩んで参ります。これからどうぞよろしくお願い致します。