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2020年度入学の祝辞 看護学部長

看護学部長 吉田 俊子

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、このよき日を迎えられたご家族の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。本学の看護教育は、今年100周年を迎えました。この記念すべき年の入学生を迎えるにあたり、感染症の蔓延を防ぐために、入学式、そして清里高原の清泉寮での新入生オリエンテーションを実施できなかったことは大変残念です。

本学の創立者ルドルフ・ボーリング・トイスラー博士は、1900年に来日され、医療の質をあげるには、看護の水準を高め、指導的人材の育成が重要であるとして、1920年に当時の高等女学校卒業生を対象とし、本学の祖である聖路加国際病院附属高等看護婦学校を設立されました。社会性を備え、人間と社会を理解し、キリスト教精神を具現できる看護職育成を目指した建学の精神は、今の聖路加国際大学の教育につながっています。

皆さんは、この歴史ある聖路加国際大学にて「看護学」という、いままで未知であった学問を学んでいきます。これから始まる聖路加での大学生活は、看護学の面白さ、深さを存分に味わい、そして生涯を通じて学び続ける基礎を養う貴重な時間です。どうなっているのだろうという探究心を持って、どんどん看護学への学びを深めていってください。看護の実践には、理論や科学的根拠に基づいた正確な判断と高い技術力、人間への深い理解と温かな眼差しが求められます。科学的な根拠に基づく知、豊かな感性、そしてキリスト教精神に基づく深い隣人愛「その人に関心をもって思いやること」は、聖路加の教育の根幹にあります。

これから皆さんには、同級生、在校生、教職員、医療者、地域や海外の方など、様々な場で多くの方々との出会いが待っています。出会う人と共にあることを大切に、自分の持てる力、自分という媒体をどのように活かしていけるのか考え、積極的に学んでほしいと願っています。