聖路加国際大学看護学部看護学科2022
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キャンパスライフCampus life看護学部 看護学科自身の看護観を深め、看護の持つ可能性を追求したい看護学部 4年生(学士3年次編入学) 森 まり 本学に進学したのは、様々な科目を関連付けて学ぶことができ、大局的に患者さんを捉えることができると思ったからです。入学する前は、救護団体に所属し、管理部門の仕事をメインに、地域の防災・減災の普及に努めていました。当時参加した研修で、看護師が被災者の心に寄り添う姿を目の当たりにし、看護の可能性の大きさを実感したことから、看護の道に進むことを決意しました。 看護師と言えば病棟で働いているイメージが強いかもしれませんが、日々の学びを通じて感じたのは、想像以上にその活躍の場が多岐にわたっているということ。例えば、コミュニケーションをケアの道具として捉える「退院調整※」のような業務も、看護師の仕事の一環です。がん看護や療養支援にも関心がありますが、まずはジェネラリストとして経験を積み、自身の看護観をより深めていきたいと考えています。看護に対する見方が狭く偏ってしまわないよう、「看護の発見を楽しむ」気持ちを忘れずに過ごしていきたいです。聖路加同窓会よりユニフォームの贈呈自分らしい軸を持って学び、働きたい 看護学部 4年生 加藤 愛士郎 昨年、聖路加100周年記念動画の撮影・編集のお手伝いをする機会がありました。その中のインタビューで、ある教授が「ルールは意図して破りなさい」という日野原先生の言葉が心の支えになっていると話してくださり、印象に残っています。看護には歴史と経験の中で培われてきた「多くの人に当てはまる正解」はあると思いますが、それが自分の目の前にいる患者さんの「最適解」であるとは限りません。そのため常識やルールが本当に正しいのかということを常に考え続ける必要があると感じました。 私にとって聖路加らしさとは、一人ひとりに看護+αのしっかりした軸があるところだと思っています。これから先、看護に関わるどんな仕事に就いたとしても自分らしい軸を持っていたいと考えています。私は学校の外でフリーランスのカメラマンとしても+αで活動しています。※患者の自己決定を実現するため、患者・家族の意向を踏まえて地域の医療機関や介護保険サービス事業所などとの連携や調整を行うマネジメントの過程19St. Luke’s International University

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