聖路加国際大学看護学部看護学科2022
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世界最高水準の公衆衛生大学院を目指して 本学には長年の公衆衛生活動と教育の実績があります。創設者のルドルフ・B・トイスラー博士は、公衆衛生と予防医療を重視し、住居、学校、工場や町の衛生状態の改善策、子どもをはじめとした人々の栄養の改善策、そして病気の予防策を住民に伝えていく公衆衛生学を早くから本学のカリキュラムに導入しました。設立当初から現在に至るまで、本学は常に公衆衛生的な視点から周囲の環境の変化、社会のニーズを敏感に捉え、よりよい医療・看護を提供するために先進的な教育・研究を実施してきました。 これからの医療従事者には、少子高齢社会の急速な進行と疾病構造の変化、医療データの活用、増大する医療費、新興・再興感染症などの解決に対応することが求められています。本学の公衆衛生大学院は、グローバルな視点を持って、集団としての健康を考えることができる、国際的に活躍する高度専門職人材を養成します。 米国公衆衛生教育協議会が推奨する基準に照らしたカリキュラム編成で、授業は原則英語で行い、附属施設である聖路加国際病院の豊富な臨床・健診データを活用した実践的プログラムを提供します。 また、2019年度より新たに博士後期課程(Doctor of Public Health)を開設しました。最新の疫学・統計技術を用いて公衆衛生に関するデータ分析の手法を学修し、実践的な疫学・統計学の研究・教育を行うグローバルリーダーを養成します。 公衆衛生大学院では、社会における人間の健康と幸福とは何かを考える、幅広い視野を持った医療人を育成してまいります。公衆衛生学研究科Graduate School of Public Health少子・高齢化や医療技術の発達に伴い年々拡大していく看護学分野の領域。また疾病構造の変化や増大する医療費などの解決に対応するため、より専門的な知識や技術を備えた人材を育成していくことが、大学院教育の目的です。26Guide Book 2022

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