聖路加国際大学看護学部看護学科2022
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精神科看護の急性期ケアから地域生活支援まで、ケア対象者の強みに注目し、リカバリ(回復)を志向したケアを探求します。質的研究方法と査読者の教育、コロナ禍における専門職・市民へのリモート支援などの研究を行っています。精神専門看護師(リエゾン看護師)や精神科訪問看護師との事例検討会、卒後教育、聖路加国際病院訪問看護ステーションからの精神科訪問看護などの臨床活動も行っています。精神看護学萱間 真美 教授KAYAMA MamiProfessor女性の一生涯にわたる健康を追求する領域です。各ライフステージで起こりうる心身の変化を持ちながら、健康であり続けることを支援します。また、疾患や障がいと生殖の問題、それらに直面する女性とパートナー、子ども、コミュニティも看護の対象としています。性教育、家族計画、生殖看護など、リプロダクティブ・ヘルスにおける社会の要請に応える支援にも取り組んでいます。研究と実践を連動させ、ウィメンズヘルス看護に大きく貢献できる人材として、母性看護専門看護師(CNS)や研究者を育成します。ウィメンズヘルス五十嵐 ゆかり 教授IGARASHI YukariProfessor慢性長期的な経過を辿る疾患とともに生きる患者とその家族の特徴の理解、さまざまな療養過程と各期における看護介入など、慢性期看護に必須の概念・理論を学び実践方法を探求しています。演習では聖路加国際病院をはじめ各専門病院、大学病院における臨床実践を通じて、実践に適用可能なモデルの開発を目指します。慢性期看護学林 直子 教授HAYASHI NaokoProfessor多岐にわたる治療を受けるさまざまな病期のがん患者とその家族の特徴の理解、また苦痛症状のある患者に対する看護介入など、がん看護や緩和ケアにまつわる概念・理論と実践方法を探求しています。上級実践コースでは聖路加国際病院ならびにがん専門病院等における実習や、臨床の第一線で活躍するがん看護専門看護師による直接指導のもと、より高度な看護実践能力を育成します。がん看護学・緩和ケア心理学は、“こころ”という直接見ることのできない対象を扱う学問です。看護心理学では、“こころ”の在り方をとらえる、あるいは測定するためのさまざまな手法を理解し、研究活動の基礎力を養うことが目標となります。また、人間の行動と心理的状態について理解することに関わる心理学の基礎概念を学び、それらを用いて看護の現場で出会う人々の心の在り方を科学的に洞察し、最終的に、看護実践において心理学の知識を踏まえた対処・支援を行うことができるようになることを目指します。看護心理学急性期の対象と家族のQOLの維持・向上を目指し、早期回復とその人らしい望ましい生活の獲得への看護を探究します。修士論文コースでは急性期のみならず、健康支援に必要な理論やエビデンスの理解を深め、急性期の健康課題に対する高い研究能力の獲得を目指します。上級実践コースでは、急性期の対象に高度な看護実践を行い、QOLを高める看護実践能力の獲得を目指します。博士後期課程では、健康各期の連続性を見据え、急性期の健康課題への新たな看護支援方法の開発を行っていきます。急性期看護学吉田 俊子 教授YOSHIDA ToshikoProfessor糟谷 知香江 教授KASUYA ChikaeProfessor42Guide Book 2022

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