聖路加国際大学看護学部看護学科2022
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当たり前の日常に感謝しそれぞれの患者さんが抱える悩みや痛みに寄り添っていきたい聖路加の種教育Education看護学部 4年/東京都立教女学院高等学校卒業種を育む人辻野 かれん 私には、障がいを抱えて暮らす祖母がいます。祖母と関わることを通して、日常生活で不自由や苦痛を感じている人の心の支えになるような仕事をしたいと考えるようになりました。また、進路を考えるようになった高校2年生の時に妹が入院し、不安や痛みと闘う妹にやさしく、そして力強く寄り添う看護師さんの姿を見て、私も看護の道を目指したいと思うようになったのです。 聖路加で学ぶようになり、これまで受け身のことが多かった学びは能動的なものへと変わりました。自ら考え、意見し、周囲の話を聞きながら考えをブラッシュアップできる姿勢が身についたと感じています。また、学ぶ楽しさも増し、看護師になってからも常に主体的に学び続けたいと考えるようになりました。 新型コロナウイルスの影響で大学へ行ける機会や友人と会える頻度が減り、当たり前の日常の尊さに気づかされました。何気ないことも当然と思わず、今、できていることに感謝することを忘れてはいけないと思っています。卒業後は、医療者ではなく、その対象者が主体であることを常に意識し、それぞれの患者さんの持つ背景を尊重しながら柔軟に対応できる力を身につけたプロフェッショナルを目指したいと考えています。05St. Luke’s International University

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