看護学研究科Graduate School of Nursing Science

2017年度大学院看護学研究科修了式式辞「修了生へのことば」

研究科長 萱間 真美
2018年3月12日

修了生の皆様、ご修了おめでとうございます。長い間、学びを支えていただいたご家族、ご友人の皆様にも心からお祝い申し上げます。ご来賓の皆様、ご列席まことにありがとうございます。
今年は、修士課程54名、博士課程4名修了されます。

本学の大学院看護学研究科は、1982年に私学で最初に設置され、長い歴史を持っています。2年前に、大学院の入学定員を修士課程50名、博士課程20名とした結果、日本最大の看護学研究科となりました。
皆さんが論文審査の準備に追われていたころ、テレビでは連日平昌オリンピックが放映されていました。力を出し切って日本に過去最多のメダルをもたらした、選手たちの表情は晴れ晴れとしていました。私たちはオリンピックでメダルをもらうことは多分一生ないと思います。しかし、それぞれの人生の中で節目となり、その時には気づかなくとも、あれは自分にとってのメダルだったなという出来事があると思います。私たちは本日皆様にメダルを一つ差し上げました。その色は人によって異なると思います。

このメダルは、自分を信じる基盤となる経験です。修士課程では、多くの修了生を送り出すために、今年から公開審査を始めました。磨き上げた10分のプレゼンテーションで2年間、あるいは3年間の膨大な作業と実習を伝えようと準備されました。プレゼンの集中力、ルールを守ってのフェアプレイはとても立派でした。初めての公開審査を、忘れてはいけない難しいタイムキーパーとしても、教職員と一緒に作り出してくださいましたね。御礼申し上げます。
博士課程では、コースワークに始まり、計画書の作成、審査、倫理審査、データ収集、論文作成、論文審査、修正、発表会の長く厳しいプロセスがありました。あの厳しい大学院を修了できたのだから、自分はきっとこれからも大丈夫だとどうぞ思ってください。
これから皆さんが歩みだす現実の中で自信を失いそうになった時には、私たちが差し上げたメダルを取り出してみてください。私たち教員も、あの厳しい院生のこんなに立派な姿を見ることができ、送り出すことができたのだから、自分を信じようと思ったりしております。

学位を手に再び船出するにあたり、自分にばかり視線を向けるのではなく、どのような人たちにとって自分が役立つか、神様によってどこに派遣されようとしているのかに耳を澄ませたいと思います。旧約聖書のイザヤ書6章8節に、このような言葉があります。「私は、『だれを遣わそう。だれが、われわれのために行くだろう。』と言っておられる主の声を聴いたので、言った。『ここに、私がおります。私を遣わしてください。』」この言葉はまず、神様のご計画に耳を澄ませることから始まっていると思います。自分のしたいことをただする というのは「出しゃばり」といわれる状態ですが、状況を見極めたうえで、遣わされれば力を尽くし、遣わされない状況であれば、耳を澄ませながらいるということだと思います。
皆さんは、まず、この大学院で学びなさいと遣わされてきました。そしてその使命を全うして、今旅立とうとしています。推薦されたから、自分が試験を受けたからと思っている次の場にもまた、神様によって遣わされようとしているのだと思います。何を求められているのか、何ができるのか、できないのか、耳を澄ませることが求められています。そして、耳を澄ませる人には、どんなときにも、背後には神様が支えておられます。
自分と他者を信じられるひとは、遠くまで歩いて行けます。旅の途中で、今度は仲間として、同僚として、再びお会いできることを楽しみにしております。

While all of you were having to prepare for your thesis review, the Pyeong-chang Olympics was on television every day. When the players who’ve got Olympic medals, their faces were beaming.
I think you and I will probably never win a medal at the Olympic Games. However, in each of our lives, even if you do not notice it, there are events which are like Olympic medals. Each of you has added one more medal to your collection today. I think the color of the medal varies from person to person.
The medal you receive today is a foundation for you to believe in yourself. In the doctoral course, there was a long and tough process. Since you were able to make it through all of that, as tough as it was, I'm sure you will be okay from now on.
When you face a difficult situation and are about to lose confidence, please take out the medal we gave you today and remember what you accomplished.
As we send you out with your degree, I am eager for you to hear the words of Isaiah 6:8 from the Old Testament. “Then I heard the voice of the Lord saying, “Whom shall I send, and who will go for us?” And I said, “Here am I; send me!”
What do these words mean? I think they mean it all begins with listening to God's plan. If God wants to do something, you do your best. If it is not the time, you can prepare and wait.
Everyone, first of all, has been sent to learn at this graduate school. And you completed your first mission. God is about to send you to the next place. What God expects from you is that you listen carefully to what is being asked of you, and think about what can be done, or not. God always supports the people who listen to Him.
People who believe in themselves and believe in others can go far in this world. On our journey in Nursing, I look forward to meeting you again as colleagues, and as friends.
Congratulations to you all.