ニュース&トピックスNews&Topics

聖路加国際大学グローバルヘルスセミナー2018「ルワンダの義肢工房が届ける 希望の光 -8000人以上の障害者を支援して-」

2018年01月24日

東アフリカの内陸国ルワンダで1994年に起きた大虐殺では、100日間の間に約100万人が殺害され、生き延びた人々も、紛争や地雷により多くの方々が障害を負いました。今回、講師としてお迎えするルダシングワご夫妻は、1996年にNGOムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを立ち上げ、ルワンダのキガリ市に義肢製作所を開設。以降、隣国のブルンジにも活動範囲を広げ、8000人以上の障害者を支援してきました。本プロジェクトのこれまでの軌跡と、これから目指す未来の形について、皆さんで共有してみませんか?
当日は、プロジェクトへ対する募金・活動支援のためのルワンダグッズ販売も行います。

  • 日 時
    2018年2月15日(木)18:00-19:30
  • 場 所
    聖路加国際大学本館4階403講義室(参加費無料)
  • 対 象
    本学学生・教職員、関心をお持ちの他大学生、高校生、一般
  • 申込方法
    参加ご希望の方は以下の申し込みフォームから必要事項を入力・送信ください。またはEメールで「①氏名 ②勤務先名または学校名・学年 ③連絡先メールアドレス」を送り申し込みいただくことも可能です

  • 講師紹介
    ルダシングワ(吉田)真美 氏
    1963年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。
    英語の専門学校卒業後、約6年間特許法律事務所やその他企業でOLをする。1989年ケニア・ナイロビにあったスワヒリ語学校に半年間留学し、その後東アフリカを旅行中に、現在の公私のパートナーである、足に障害を持つルワンダ人、ガテラ氏と出会い、ルワンダ大虐殺やルワンダの障害者の状況を聞き、義肢装具士になることを決意、1992年より横浜の義肢製作所に弟子入り、約5年間の修行後、義肢装具士の国家資格を取得。1995年大虐殺後のルワンダを調査し、1996年ガテラ氏と共にムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを設立、翌年には首都キガリ市に義肢製作所を設け、義肢装具の製作、義肢装具士の育成、障害者スポーツの普及・障害者に対する職業訓練などの活動を進めている。

    ガテラ・ルダシングワ・エマニュエル 氏
    1954年、ルワンダ共和国キガリ市ギソジ生まれ。幼い頃、病気の治療ミスのため、右足が麻痺した。1959年ルワンダ大虐殺が始まったころ、障害を負っているため自力で逃げることができず実の母親から見放され、ベルギー出身のカトリック神父が設立した障害者の施設で育つ。その施設で様々な恩恵を受け、その神父の「私がしたことに感謝する必要はない。その代わり弱者に対して手を差し伸べる気持ちを持て」という意思を引き継ぎ、現在の活動を進めている。1980年代、ルワンダの紛争を避けるためにケニアに逃れ、アフリカ民芸品を卸しながら過ごし、パートナーの吉田真美と出会う。ケニアでは難民として日々を過ごしていた。1994年のルワンダ大虐殺終結後、ルワンダに戻り、1996年NGOムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを設立。現ルワンダ事務所代表。
  • 交通案内
    東京メトロ 日比谷線 築地駅 3番出口または4番出口(徒歩3分)
    東京メトロ 有楽町線 新富町駅 6番出口(徒歩5分)
    ※お車でのご来校はご遠慮ください
  • お問合せ
    聖路加国際大学 国際連携センター
    03-5550-2246