看護教育振興基金

看護教育100周年記念事業「看護教育振興基金」

看護教育振興基金の一環として、「新型コロナウイルス共存時代の学生支援募金」を立ち上げました。

ご寄付のお願い

学校法人聖路加国際大学
 学 長 堀内 成子

 新型コロナウイルス感染症が世界的拡大を続ける中、付属施設である聖路加国際病院では、国内で感染者が確認された初期の段階から、新型コロナウイルス患者を受け入れ、多職種がチームとなり、昼夜を問わず最前線で医療に当たって参りました。大学では教員の専門性(看護学・公衆衛生学)を発揮し、疫学的観点からの感染予測、マスクの効用説明、看護職へのメンタルヘルス支援、保健所保健師業務の応援、介護者向け動画作成等を行うことで保健医療支援の一助を担いました。本学の理念「キリスト教精神に基づき、看護保健・公衆衛生の領域において、その教育・学術・実践活動を通じて、国内外のすべての人の健康と福祉に貢献」を実践する日々が続いています。
 大学の教育においては、いまだ未知の疫病と言えるウイルスと対峙しながら、オンラインによる遠隔授業を実施して参りました。2020年度前期の授業では、各教員が学生の遠隔授業受講環境を考慮し、インターネットアクセスが不安定となる場合も不利益のないよう教授方法に腐心してきました。ハード面からもパソコン・Wi-fi貸与機材を準備し、学習環境の変化から取り残される学生のないよう対応しています。7月からは、専門教育の必要上、実技を伴う授業等においては、キャンパス内での少人数での対面授業を開始し、「新しい生活様式」の下で最善の学びを提供すべく取り組んでいます。
 新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、新しい生活様式の下で持続可能な教育活動を模索していますが、感染拡大を防止しながら、専門性を深める学習環境を保持することが非常に困難を伴うチャレンジであることを痛切に感じています。2020年度後期の授業では、保健医療施設での実習に向けてウイルス感染防止策(医療現場に立ち入るための防護具等準備)を取りつつ、実習施設の受入が難しい場合を想定したシミュレーション教育の充実を急ぐなど、不確実性の高い環境下で教育の質を保証する環境整備が喫緊の課題となっています。
 学生の経済環境においても、経済的不況が中長期的に学業資金にもたらす影響が深刻化しています。政府の学生支援・奨学金等の条件に適う学生には、積極的に奨学金や支援金の申請を勧め、手続きを行っておりますが、奨学金の対象から外れる学生が大勢います。非課税所得世帯以外については、国から受けられる支援が限定的です。
 つきましては、学生の学びを、教育の質と学生の経済環境の両面から支援を推進するため、「新型コロナウイルス共存時代の学生支援募金」に対するご協力をお願い申し上げる次第です。国内外のすべての人の健康と福祉に貢献する人材の育成を、コロナと共に生きる時代にも立ち止まることなく推し進めることのできるよう、皆さまのご支援をお寄せいただければ有難く存じます。ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。