入学について

2020年度専門職学位課程修了生 淺野正太郎さん

株式会社Save Medical 代表取締役社長
入学前、大手企業にてベンチャー投資の仕事に携わり、デジタルヘルスベンチャーの創業に興味を持つ。在学中に株式会社Save Medicalを創業し、現在に至る。

企業と臨床・科学のギャップのイメージを持てたことで、「何がわかっていないのか」を以前より適切に推し量ることができるようになりました

もともと大手企業にてデジタルヘルスベンチャー投資の担当をしていました。その頃から疫学の基礎、医療データ、医療経済学などに興味があり、それらを体系的に学べる公衆衛生大学院を探していました。本学は国内で働きながら通える点で自分のライフスタイルに合っていると考え、入学を決意しました。入学のタイミングが創業と重なったため、自分の仕事の状況に合わせて学習計画を組み立てられる3年コースを選択しました。自分のバックグラウンドが医療/ライフサイエンスではなかったため、時間をかけて学びたいという思いもありました。私の場合は、1年目は可能な限り通学(週1・2回)していましたが、2年目の後期以降は完全にeラーニングのみで受講しました。実践課題の指導教員の先生にはとても丁寧かつ実践的な指導をしていただき、何とかやり遂げることができました。また「公衆衛生の倫理学」を通じて、医療現場が積み重ねてきた議論の歴史を学べたことは非常に示唆が多かったです。
現在はDigital Therapeuticsを開発するベンチャーを経営しています。システマティックレビューで学んだリサーチ手法や臨床試験デザインの知識は、現在の仕事をする上でとても役立っています。また論文(システマティックレビュー)の書き方を学んだことで、文献の読み方が深くなったように思います。企業という立場から、本学で幅広く学んだ知識や同級生との交流によって、企業と臨床・科学とのギャップに関してイメージを持つことができ、「何がわかっていないか」を入学以前よりも適切に推し量ることができるようになりました。今後も医療ITの分野で、患者さん・医療者の双方に役に立つ活動を続けて参りたいと考えています。

◇入学を検討されている方へのアドバイス
単に公衆衛生を学ぶ場というだけでなく、ファカルティ・同級生ともに多様なネットワークに触れることができる場でもあります。英語ですべての授業が行われることも今後ますます重要であると思います。ぜひ一人でも多くの方にご入学を検討頂けたらと思います。