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5月23日(日)オープンキャンパスをオンライン配信で開催しました

イベント/セミナー

第1部オムニバストーク「COVID-19パンデミック-公衆衛生危機に向き合う公衆衛生大学院のあり方とは」と題して、講演とパネルディスカッションを行いました。国立国際医療研究センターの大曲先生からは、COVID-19対応の最前線の臨床医の立場から感じたこと、公衆衛生的観点アプローチの重要性、そして収束に向けての道筋について率直にお話しいただきました。武田薬品工業株式会社の藤本先生からは「なぜ日本ではワクチンが迅速につくれなかったのか?」という問いに対し医薬研究開発を取り巻く環境と仕組みについてお話しいただきました。高橋研究科長は公衆衛生の歴史を交えながら、人々が日常を取り戻すために必要なエビデンスに基づいた疫学的アプローチについてお話ししました。小野崎教授の司会によるパネルディスカッションでは、公衆衛生の問題は、医療関係者だけで解決できるものではなく、医学、経済学、政策、行動学などさまざまな専門家が公衆衛生学という共通の知識・技術を持って、互いに協力しあい取り組む問題であり、今回のパンデミックのような有事に備え、国際的に協働できる人材の育成が急務であることが議論されました。

第2部公衆衛生大学院の紹介では、教員による専門職学位課程(MPHプログラム)及び博士後期課程(DrPHプログラム)の概要説明に加え、現役学生との対談、プレゼンテーションを実施し、学校生活、課外活動、修了後のキャリアについて話を聞きました。最後のQ&Aセッションでは参加者からの質問に教員が回答しました。

今回もたくさんの方にご参加いただき、パンデミック下で公衆衛生の関心が高まっていることを再認識しました。

ご参加いただきました方々、ありがとうございました!