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2019年度学位記授与 看護学研究科修士課程修了生代表 答礼のことば(2020年3月10日)

看護学研究科修士課程修了生一同

 本日、多くの方々の御人力のもと、仲間とともに令和という新時代、最初の学位授与を迎えることができたこと、修了生一同心より御礼申し上げます。

 2年前、3年前の春、私たちは看護実践の場で抱いた疑問に対する探究心、助産師や保健師への憧れを抱き、不安と希望を胸に大学院生活を始まりました。年齢も立場も異なる院生同士が、一緒に講義を聴き、ディスカッションを行い、他者を思いやりながらアサーティブに自分の意見を述べることの難しさ、自分には考えの及ばない世界があることを学修し、自己の視野を広げることができました。大学院での学修は、自己の看護観との対話であるとともに、同じ看護の高みを目指す多領域の仲間とともに、刺激し合い、助け合い、人とのつながりの大切さを改めて学ぶ、私たちの人生にとって大きな財産となりました。

 在学中の講義や演習、実習において、国内外の知見を踏まえた多くの先生方からの教え、諸先輩方からの教えを、理論を実践に応用させるための自分たちの看護の糧とし、今後の看護実践でさらに精錬していきたいと思います。

 研究では、研究テーマを絞り、論文作成する過程において、指導教員の先生とともに二人三脚で、研究者として明らかにしたいことを言語化にして行くプロセスを学びました。また、私たちが、導き出された結果を真摯に受け止め、自分なりの考えと言葉で表現できるよう、ともに歩んでくださりました。時には、ゴールが見えなくなり、不安や焦燥感を感じる時もありましたが、先生方の助言や励ましの言葉、仲間との語らいや家族の存在が、自己を奮い立たせ、最後まで研究をやり遂げ、発表を無事に終えられたことは、大きな達成感となりました。

 聖路加国際大学大学院で学んだことを看護実践の場で活かしながら、多様化する医療社会の流れをつかみ、諸科学分野とのコラボレーションによる研究から看護の発展に貢献できるよう、自己研鑽に努めていきたいと思います。

 最後に、私たちの大学院生活において、辛抱強くご指導してくださいました諸先生方、仕事と学業の両立のために勤務調整や支援してくださった職場の皆様、近くで気遣い労り支えくれた友人や家族に深く感謝申し上げます。

 現在、コロナウィルスの感染に伴う波紋により、日本の医療の状況は厳しく、このような形で修了を迎えることに、とても残念な気持ちです。しかし、このような時だからこそ、私たちが看護現場で率先して行動し、感染拡大が終息し、穏やかな日々が再び訪れることを願い、答辞とさせていただきます。