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2020年度学位記授与 看護学部卒業生代表 答礼のことば(2021年3月10日)

看護学部卒業生代表 渡邉 佐季子

明るい日差しに春らしい暖かさを感じられる頃になりました。本日は、私たち卒業生のためにこのような素晴らしい式典を催して下さりありがとうございます。そしてご尽力いただきました皆様に、卒業生一同心より御礼申し上げます。

振り返りますと希望と不安を抱きながら看護師への一歩である聖路加国際大学に足を踏み入れた入学式の日がつい昨日のことのように感じられます。入学してからの4年間は看護に関する専門的な知識や技術を学び、時には友人たちと理想の看護のあり方に対する議論をしたり問題解決のための協力をし合うことで学問上の理解を深めることができた有意義で貴重な日々でした。臨地実習では講義で学んだことを実際に患者さんにとって最適な看護として活かすことの難しさを経験しました。そのような時に先生方はいつも適切な助言で導いて下さり、患者さんもわたしたち学生のつたない看護を受け入れて、笑顔を返してくれた時には実践した看護が患者さんのためになったと喜びを感じました。人と直接関わる実習を通して看護の奥深さを存分に探究できたと感じています。こうして迎えた4年目の本年度は、新型コロナウイルスの影響を受けて3年生まで当たり前に過ごしていた学生生活は大きく変わりました。しかし、大学がオンライン授業の環境を迅速に整えて下さったことで不自由なく学ぶことができました。加えて、学生一人一人のことを気にかけ、きめ細かな助言をくださった先生方のご指導により、私たちは看護師として将来どのように貢献できるかを真剣に考え成長することができたと感じています。この4年間の経験は、私たちの一生の財産になると確信しています。

私たちが看護師として歩む時代は少子高齢化が進行し、看護師は人々の生活に密着した身近なところで今まで以上に必要とされるでしょう。また、今般のパンデミックのような未知の課題に専門職として向き合うことも求められ、この4年間で得た学びだけでは太刀打ちできない場面に何度も直面するかもしれません。しかし、本校で培った、多様な価値観を持つ人々に関心を寄せる姿勢、また、物事の本質を見極める思考過程を糧に、人々のより良い健康や生活、社会のための看護を実践していく決意です。そして先輩方が築いてきた伝統を受け継ぎ、看護学の更なる発展に貢献し「最善を尽くせ、しかも一流であれ」という精神を体現できる看護師を目指して一人一人が精進してまいります。

最後になりますが、今日までご指導くださった諸先生方、様々な場面で学生生活を支えて下さった職員の皆様、快く臨地実習を受け入れて学びの機会を下さった医療施設や地域の方々、および患者様とそのご家族の皆様に心から御礼申し上げるとともに、大学卒業を迎えた今日まで成長を見守り続けてくれた家族に感謝します。そして、聖路加国際大学の益々の発展をお祈りし、答礼の言葉とさせて頂きます。