入学について

専門職学位課程-よくある質問

  • 1、2、3年コースの主な違いは何ですか?

    コースにより修了要件となる在学年数が異なります。修得が必要な単位数は変わりません。

    標準的な2年コースは、修了要件単位42単位を2年間で修得します。授業、課題、文献研究、実践課題(修士論文に代わる研究課題)をバランスよく行えるように設計されています。

    1年コースは、2年コースと同じ42単位以上を1年間で履修する短期在学コースです。2年以上の常勤職実務経験があること、および医療・保健・福祉分野の修士課程(または6年制課程)以上の学位保持者であることを出願要件としています。
    学修に十分な時間をとれるよう、入学後は週32時間以内に勤務時間を抑えることを推奨しています。

    3年コースは、仕事、家事、育児等と学業を両立したい方のために設定されています。また、このコースは東京近郊以外にお住まいの方にも適しています。全42単位を6学期にわたり履修しますので、1学期あたりの履修の負担も少なくなります。
  • 東京周辺在住でなくてもコースを継続し学位を取得できるでしょうか?

    東京都内または近郊にお住まいの方が修学の面では便利かもしれませんが、「公衆衛生学概論」「MPHセミナー」を除く必修科目といくつかの選択科目はeラーニングで履修することができます。eラーニング授業を最大限選択すれば、土曜日と平日夜(18-20時)に各学期週1、2回通学することで、2年間でコースを修了することができます。
    ただし、インタラクティブな教育を行うためには教員とのディスカッションが欠かせません。プログラムを修了するために十分な時間を取ることができるか、生活のスケジュールを事前によく検討されることをお勧めします。東京から離れた地域にお住まいの方は、他のコースに比べて時間的な余裕がある3年コースの履修もご検討ください。
  • 選択科目はいくつまで履修できますか?

    修了要件42単位を満たすためには、最低でも5つの選択科目を選択していただく必要がありますが、上限については設定されていません。ただし、2年コース、3年コース学生が各学期で履修できる単位数は24単位までです。
    主たる専攻分野に近い科目を選び履修して頂くことはもちろんですが、他の分野についても検討される事をお勧めします。時間配分や管理については、ご自身の判断でおこなっていただきますので、履修する全ての科目において十分に消化できる履修設計をおこなう事を心がけてください。
  • どのようなキャリアパスが期待できますか?

    公衆衛生学修士の学位は、医療・健康関連分野で様々な仕事の選択肢を広げます。医療分野での仕事をしている医師やメディカルスタッフの方々は、医療の質や安全に関するトレーニングを受けることで、その部署でのリーダー的な役割としての能力が高まります。製薬会社や医療機メーカーでは、昨今研究デザインや量的な研究のトレーニングを積んだ方々を雇用するようになってきています。公衆衛生学修士の学位は、厚生労働省などの政府機関、また、WHOなどの国際機関などで職を得ていく際にも役に立つでしょう。また、医療・健康管理関連のコンサル分野でも評価されます。卒業後のキャリアパスについて、さらに可能性を広げたい場合は、教員との面談をご活用ください。
  • どのような人たちが公衆衛生学研究科で学んでいますか?

    例年、約9割の学生が働きながら通っており、医師、製薬会社勤務、看護師および保健師で6割を占めていますが、その他、薬剤師、歯科医師、医療機器メーカー、記者の方や研究センター職員の方なども在籍しています。
    年齢層を見ると、30歳代を中心に、20代から60代まで、幅広い年齢層の学生がともに学びを深めています。
  • 聖路加国際大学大学院看護学研究科との連携はありますか?

    何名かの教員は看護学研究科と公衆衛生学研究科の両方に籍をおいて両研究科の研究・教育に携わっています。また、看護学研究科修士課程が提供する科目を10単位まで、選択科目(修了要件単位)として履修できます。
  • 英語の授業についていけるか不安です。

    学生のための語学サポートを用意しています。各学術分野に外国人教員と日本人教員が配置されており、必要に応じて日本人教員が学生をフォローします。また、教材の多くは英語と日本語対応となっております。授業内容の理解に不安がある場合は日本人教員にご相談ください。