看護学部 2017年入学 学士編入 佐藤梨沙

佐藤梨沙

本当にやりたいことが明確になったなら、他の人と同じ道だけを信じる必要はない

Why Nursing?看護じゃなきゃダメ!でした

アルバイトや地元での経験などさまざまなきっかけがありましたが、特に大きく心が動いたきっかけは、前大学での学びや出会い、部活動で得た経験でした。前大学では疾病・傷害の予防などスポーツを通じた幅広い分野から健康に対する支援を学んできました。予防の大切さや、年齢や疾患・障がいの有無を問わず、人々が社会で豊かに暮らしていくために支援をする重要性を感じました。なかでもスポーツや健康の視点から医学を教えてくれた恩師の講義や助言によって「からだ」や「健康」、そして「看護」により興味をもったことは看護師を志した大きなきっかけです。
部活動では学生トレーナーとしてサッカー部に所属し、観察や対話を通して傷害の予防や怪我をした選手の復帰までのサポートに取り組み、人を支える仕事に責任ややりがいを感じました。活動の過程で医療従事者との出会いもあり、私は患者さんにより近い立場として知識や技術をもって寄り添うことができる看護師になりたいという思いが強くなりました。これらの経験から将来はさまざまな背景をもつさまざまな世代の人に対して看護師として貢献したいと思い、編入を決意しました。

Why I Chose St. Luke's.聖路加を選んだ理由

理由は3つあります。1つ目は看護教育に見られる魅力です。人として、看護師として一流を目指し、医学的な知識はもちろん患者を深く理解しようとする姿勢に惹かれました。2つ目は学生数に対する教員の多さと距離の近さです。実際に、説明会では多くの先生方とお話させて頂き、距離の近さを実感するとともに、2年間という期間で主体的に学んでいくために、このような環境は自分自身を成長させると感じました。3つ目は、先生方はもちろん学生の姿勢です。説明会やオープンキャンパスに参加する中で、先輩方や自分の同期となり得る受験生と接し各々の背景や志しに触れ、高い意識をもつ仲間と切磋琢磨し、学びたいと感じました。

Getting into College.私の受験対策

【小論文】
自分で大きくテーマを決めて、そのテーマについて40分で800字程度のものを書き終える練習をしました。テーマは「少子高齢化」や「福祉」など報道や新聞でよく取り上げられる医療に関わる内容です。最初は書くのに時間もかかりましたが、同じテーマを2回以上書くことで時間内に書けるようになりました。また、繰り返し書くことで「このテーマが来たらこういう内容で書こう」という具体例の引き出しを増やすことができました。
書いた内容は添削してもらったり、自分で丁寧に読み直したり、軸がぶれずに言いたいことの伝わる文章になることを目指しました。一人暮らしで新聞を取っていなかったのですが、朝晩のニュース番組をみることや大学の図書館で新聞を読むことで、時事的な内容も把握しておくようにしました。

【面接】
看護学部の志望動機やどうして聖路加国際大学を選んだのか、入学後に学びたいこと、卒業後の展望など入試の時点での自分の気持ちを明らかにして言葉にして伝えることができるよう、自分の気持ちと深く向き合いました。また、私は前大学卒業後すぐに看護大学に入学することを希望していたため、前大学で学んできたことや看護との繋がりも話すことができるように準備しました。大切なことは、自分の気持ちや将来の希望や抱負など軸をもち、その軸を自分の学びや経験、考えによってより太くぶれないものにすることだと思います。自分の思いを伝えたら、あとは縁を信じました。

Student Life私のルカ生活

授業期間中は日々の予復習、課題が次々くるのに加えてテストもあるため、その日その日でやるべきことをやっていく必要があります。実習中は寝る時間を割いて記録物を作成する日々もあります。このように1年間学んできて感じることは、「大変だけど楽しい」ということです。楽しい気持ちは、やりたい勉強ができていることや将来看護師として働くという期待の大きさからくるものだと思います。

Life after St. Luke's.卒業したら?

病棟での勤務を通して看護師として一通りのことができるようになり、次のステップに進みたいと思うことができるようになったら、いつかは地元に戻って看護師として地域医療に貢献したいです。その過程で専門看護師や認定看護師の資格など、できるチャレンジは何歳になってもしていきたいです。

Message for you!受験生へのメッセージ

私は、看護の道に進むことを決意してから、前大学に在籍中は就職活動をせずに、受験勉強をしていました。そのときに感じたことは必ずしも人と同じ道に進まなくても良いのだということです。私はここに来るまで遠回りをして両親に負担をかけてしまったと感じることが何度もありました。ですが、看護の道に進むことができたのは、ここまでの道のりがあったからだとも思っています。
編入を検討されている方も、本当にやりたいことが明確になったなら、他の人と同じ道だけを信じる必要はないと思います。勇気が必要な決断にはなりますが、自分自身と深く向き合い、覚悟を決めたら自信をもって進んでください。そしてともに学ぶ仲間として切磋琢磨していきましょう。

看護学部3年(インタビュー当時):佐藤梨沙

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