公衆衛生大学院について

学長あいさつ・研究科長あいさつ

FUKUI Tshuguya

私は1980年代前半に米国の病院でクリニカルフェローとして診療に携わる傍ら、公衆衛生大学院の修士課程で学ぶ機会を持ちました。そして帰国時には、米国とわが国の医療の違いのかなりの部分は、わが国に米国のような公衆衛生大学院が存在しないことに起因するとの強い信念を抱くように至りました。そうして幸運なことに、2000年には、当時奉職していた京都大学医学研究科に社会健康医学系専攻という、わが国第一号の公衆衛生大学院を設立することができました。

このような経験を基盤に、聖路加国際大学に2017年4月1日付で公衆衛生大学院を開設しました。当大学の公衆衛生大学院は、米国のCouncil on Education for Public Health (CEPH)の規定を参考にしたプログラムを作成し、多くの外国人教員の参画を得て、授業は原則として英語で行うなど、その国際性に最大の特徴を有します。加えて、聖路加国際病院の臨床・健診データを演習や研究に活用できること、多様な選択科目が用意されていること、さらには学位取得プログラムに柔軟性を持たせるなど、学習者への利便性も図られています。
本大学院が、「社会における人間の健康と幸福の保持・増進に寄与する高度専門職業人」としてのキャリアを目指す、様々なバックグラウンドを有する方々にとって最適の勉学の場となりますよう、祈念しております。

学長福井 次矢

 

ENDO Hiroyoshi

聖路加国際大学公衆衛生大学院(専門職大学院)は2017年4月に開設されました。専門職大学院は、科学技術の進展や社会・経済のグローバル化に対応できる高度専門職業人養成に目的を特化した課程です。聖路加国際大学の公衆衛生大学院は、医療の質をクリエイトするスペシャリストを育てるグローバルスタンダードな専門職大学院を目指しています。
今年は開設3年目を迎えます。医師、看護師、薬剤師などの保健医療関係職種のみならず、ITやジャーナリズムの分野で活躍しているプロフェッショナルも学修しています。また留学生や国内在住の外国人学生、さらに海外からの研究生も迎えています。
単なる知識や技能の習得のみでなく、公衆衛生的アプローチに不可欠な幅広い視野を養うため、様々な経験を持つ院生と教員によるインターラクティヴかつ学際的な教育を提供しています。また快適な学内や周辺環境とアクセスの良さも、仕事を続けながらの学修する方々にとって魅力となっています。
 今年4月から新たに博士後期課程としてDoctor of Public Healthのコースも開設しました。公衆衛生学の根幹をなす疫学と生物統計学の分野における実務的な研究を目指す方を歓迎します。
国内外のより多くの方々に当大学院に関心を持って頂き、公衆衛生分野におけるグローバルスタンダードな高度専門職業人を志す、様々なバックグランドを持っている方々に入学していただけることを期待しています。

公衆衛生学研究科長 遠藤 弘良