公衆衛生大学院について

建学の精神

本研究科は、医療・保健分野における高度な専門知識の修得および国内外の諸問題をグローバルスタンダードに照らし合わせて解決する能力の育成により、社会における人間の健康と幸福の保持・増進に寄与する公衆衛生分野の高度専門職業人を養成することを目的とします。

ポリシー

ディプロマポリシー

新たに設置しようとする公衆衛生学研究科は、学校教育法第99条第2項および専門職大学院設置基準に規定する専門職大学院として位置づけ、社会における人間の健康と幸福の保持・増進に寄与する高度専門職業人を養成するため、数理科学・社会科学・人文科学を包括し、医療と保健、福祉の有効性・効率性・倫理性などに関する教育を行います。本研究科にて学位を授与された者は以下に述べるような能力を保持することが期待されます。

  • 医療・保健・福祉を取り巻く環境の変化を踏まえ、公衆衛生上の諸問題を科学的に分析・評価する能力(広い視野で医療・保健・福祉をとらえ、科学的に分析する能力)
  • 医療・保健・福祉の分野における国内外の諸問題をグローバルスタンダードに照らし合わせて評価・解決する能力(国際性および問題解決力)
  • 公衆衛生分野における高度専門職業人に必要な実践的技術・能力(疫学・生物統計学等、定性的、定量的分析方法の専門知識・技能)
  • 公衆衛生の実践活動においてリーダーシップを発揮できる能力(リーダーシップ)

アドミッションポリシー

聖路加国際大学大学院公衆衛生学研究科は、医療・保健分野における高度な専門知識の修得および国内外の諸問題をグローバルスタンダードに照らし合わせて解決する能力の育成により、社会における人間の健康と幸福の保持・増進に寄与する公衆衛生分野の高度専門職業人を養成することを目的とし、実務経験のある社会人を中心とした以下のような学生を受け入れたいと考えています。

  • 臨床経験や実務経験のある医師・歯科医師、看護師・保健師、病院事務職
  • 薬事行政や治験などの分野で実務経験のある、もしくはそれらの分野での実践、実務を志向する薬剤師・CRC
  • 医療・保健・福祉関連分野で実務経験のある、もしくはそれらの分野での実践、実務を志向する非医療従事者(統計家、行政職員等、医療ジャーナリストなどメディア関係者)
  • 国際保健分野、国際機関等での実践、実務を志向する者
  • 公衆衛生分野に関する知識と技術を実務に還元するための具体的な目標を持つ者

医療・保健・福祉の分野における国内外の諸問題をグローバルスタンダードに照らし合わせて解決する能力(国際性および問題解決力)を養うため、国際的な学修環境を提供するべく、外国人留学生を積極的に受け入れます。さらに、在職のまま在学を希望する社会人のため、専門職大学院として働きながら学べる環境を整えます。

カリキュラムポリシー

本研究科は、社会における人間の健康と幸福の保持・増進に寄与する高度専門職業人を養成するため、多様な背景をもつ学生の経歴に応じた具体的目標を定め、グループワークやフィールドワークなどのアクティブラーニングを中心におきつつ、講義やケーススタディなどを組み合わせた体系的な教育課程を以下の考え方により編成されます。

国際的な公衆衛生学教育プログラムの認定機関である米国公衆衛生教育協会Council on Education for Public Health(以下、CEPH)において基本科目とされる「生物統計学」「疫学」「医療管理学」「社会・行動科学」「環境保健科学」を基盤として、「生物統計学」をはじめ、科目区分「疫学」の中には「臨床疫学」、「疫学実習」を別に設けます。また、「公衆衛生応用科目」の中に「健康・行動科学」、「医療政策管理学」、「環境健康科学」を置き、さらに「学際健康科学科目」において個別具体的な学修を深め、「実践課題」の履修によって完成させる、という体系的な学修体制の教育課程を編成します。これにより、従来の医学部における公衆衛生学教育では必ずしも重視されてこなかった幅広い分野に関わる教育を特徴とします。
また、修了要件単位数をCEPHの認証基準である42単位とすることにより、CEPH認証基準に準拠した世界水準のカリキュラムを提供する国内唯一の研究科となります。

聖路加国際病院を中心とする実践の場を提供することにより、「臨床疫学」分野をはじめとする最先端の臨床研究や医療の質の評価・向上に係る実践を学ぶ機会が提供されることは、本学の教育課程の大きな特色です。

教育課程の標準は2年コースですが、2年以上の実務経験を有する医師については、その実績に鑑み、効率的・効果的に公衆衛生学の知識と技術を付与する、1年コースを設置します。これは、入学時に実践課題のテーマを確認したうえで、指導教員を設定し、前期に必修科目と選択科目を履修し、後期は残りの必修科目と選択科目および実践課題のテーマに集中した履修を行うカリキュラムとします。なお、1年コースについては、職に従事したままの者については履修しないこととします。