長崎大学 大学院 医歯薬学総合研究科 教授|2001年 大学院博士課程修了
米国に留学した時に大学院教育を学んだことがきっかけとなり、聖路加看護大学の大学院に進学。研究の基礎を学び、仲間と議論を重ねるなかで、研究者としてのベースが培われました。
指導熱心な教授と自由闊達な気風という人と教育が整った環境で学べたことは、今も私の大きな財産です。研究の主なテーマは助産ケアのエビデンス、赤ちゃんの睡眠などです。助産ケアのなかには、科学的な根拠がなく慣習的に実施されているものも多く残っています。研究を通して根拠を明確にしていくことでより効果的な実践につながると考えます。
データを収集、分析、得られた結果が臨床で生かされることは、より良いケアにつながります。これからも、学部生や院生たちと研究を楽しいと感じられる時間をシェアしながら研究を積み上げて、効果的な助産ケアの実践に寄与できる研究を続けていきたいと考えています。