看護学部の紹介

樋勝彩子 助教

コミュニケーション実習

樋勝彩子 助教

はじめての病院実習

学生がはじめて病院実習をする科目です。実習では、患者の生活の様子や、看護師と患者のコミュニケーションを見学したのち、ひとりの患者とお話しする機会もあります。
実習の準備もしっかりと行います。講義や演習を通してコミュニケーションに関する基礎知識を学び、患者や看護師への基本的なあいさつと自己紹介の方法、患者の生活環境を整える看護技術を学びます。

人間と人間の関係、患者・看護師の関係性を築く

看護は良好なコミュニケーションに支えられた患者と看護師との人間関係・信頼関係のもとで行われます。
患者は、普段の暮らしとかけ離れた療養生活に困難さを感じ、体力の低下につらさを抱えていることが多いです。そんなときに信頼できる看護師との出会いがあると、「この人なら自分の悩みをわかってもらえるかもしれない」と、本質的な問題に関わるお話を吐露されことがあります。この事象をみなさんの生活に置き換えてみると、自分の深い悩みについて、信頼する家族や友人に相談したいと思うことと似ていますね。
このような人間と人間の関係、患者・看護師の関係性を築き、深めるためのコミュニケーションの概念・方法および態度を学び、看護の基盤を創ることがこの科目の目標です。

挨拶をするだけでも想像以上に緊張してしまう

実習での体験を通して、自分のコミュニケーションを素直にふりかえり、今後の課題を見出すことにつながっています。
入学前には患者さんとお話しした経験がない学生がほとんどですので、挨拶をするだけでも想像以上に緊張し、いつもできることができない、準備していたのに思っていることを上手に伝えられなかったという体験をします。
実習後はそうした体験例を用いてグループワークやロールプレイを行い、うまくいった理由やうまくいかなかった理由を多角的に考え、講義で学んだコミュニケーションの意義や目的、スキルなどの理解を深めていきます。

この科目の魅力・面白さ

自分の将来の目標や理想となる看護師像を見出すことにもつながっているようです。「看護師が実際にどのように患者の気持ちに寄り添っているのか、入学したての時期に見ることができて、自分の将来の目標ができた」という言葉を耳にすることも多いです。
また、今まで何気なく行っていたコミュニケーションを改めて振り返り、「相手にとってわかりやすい言葉を選ぶことの大切さがわかった」「自分のコミュニケーションを見直すきっかけになった」といった言葉も多く聞かれます。

入学前にこの学問を学びたい方へ

コミュニケーションは日々の積み重ねによって育まれます。相手の気持ちを感じとること、相手を尊重する姿勢を示すことは、自分の普段の生活でも感覚を研ぎ澄ませていくことで上達していくことでしょう。