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本研究科修了生の論文がThe Lancet eClinical Medicineに掲載されました

学生の活躍

 聖路加国際大学公衆衛生大学院(SLGSPH)の専門職学位課程修了生、今津(藤田)さゆりさんが在学中に実践課題で実施した研究をThe Lancet eClinical Medicineに論文発表しました。

 本研究は、「2000年から2020年までの米国における薬物過剰摂取死亡率の進化傾向:年齢-期間-コホート分析」と題し、中国の中山大学との共同研究として実施しました。2000年から2020年までの米国の国家人口動態登録データの死亡統計を用い分析したところ、同国で薬物過剰摂取による死亡率が急速に増加しており、この増加は黒人および1975年以降に生まれた米国人の中で最も増加速度が速かったことを明らかにしました。今津(藤田)さゆりさんと共著者らは、現代の若者に影響を及ぼし、疾病負担の急速な増大を引き起こしているこの米国のオピオイド過剰摂取問題に対する迅速な対応が必要であると主張しています。米国の公衆衛生に関する重要な議論に対し、本学学生が質の高い研究を通じて貢献し、世界保健における重要な問題に本学が取り組んでいることを示しています。

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