教育

学際健康科学分野

公衆衛生学は学際的な学問であるという性質上、主要分野に加え、その他の専門領域を学ぶことも重要となります。 本研究科は、従来、公衆衛生の主要分野といわれてきた分野に加え、多彩な専門領域を学べる分野を設定し、学生に公衆衛生学における幅広い知識や能力をさらに深めてもらいたいと考えています。

科目

公衆衛生学概論

公衆衛生の歴史と哲学、日本および世界における公衆衛生の発展について学び、人口動態とライフスタイルの変化による疾病構造の変化とそれに伴う公衆衛生の実践と政策の変化を学ぶ。またリスク削減の原則を理解し、公衆衛生分野で頻繁に用いられる疾病負荷の計算方法を習得する。

臨床・医学概論

解剖学、組織学、生理学、生化学、病理学、薬理学、基礎臨床学のそれぞれを専門分野の講師が講義する。講義は単なる知識的な事項の伝授だけでなく、医療の実際を踏まえた内容を提示する

公衆栄養学

栄養が健康及び疾病に果たす役割を理解するとともに、個人及び集団レベルでの健康向上を目的とする栄養介入を評価する。本コースは、公衆衛生、疫学、基礎科学の分野を組み合わせ、栄養に関する健康問題に焦点を当てて行う。種々の栄養素が様々なライフステージ、個人及び集団レベルにおける健康、疾病に果たす役割について学習し、これまで以上に高まっている、より健康的な食に対するニーズ、またそのようなニーズがどのようにして満たされるのかについて検討する。

ヘルスケア・イノベーション

ヘルスケアに関わる組織や社会の中で変化を生み出すため、その可能性であるintrepreneurshipまたはentrepreneurshipを理解する。資本主義または慈善主義であっても、持続可能性の観点から変化を生み出す新しいアイデアへのアプローチ方法を学習する。

看護学研究科提供科目

公衆衛生学の隣接分野として、本学看護学研究科が提供する講義科目及び演習科目を履修できます。(選択/最大10単位)