看護教育100周年記念礼拝を行いました
2020年10月26日
2020年10月26日、本学は開校以来100周年の節目を迎えました。24日(土)には秋晴れの中、看護教育100周年記念礼拝を執り行いました。新型コロナウイルスの流行を考慮し、当日は関係者のみが参加する礼拝となりました。
100年前の1920年当時、日本の看護教育はすでに始まっていましたが、聖路加国際病院の創設者であったルドルフ・B・トイスラーは「医学の水準は十分でありながら、患者が回復できないのは看護が不十分だからである」として、本学の前身である聖路加国際病院附属高等看護婦学校を開設しました。1920年10月25日付の読売新聞は「高等看護婦 明日から愈(いよい)よ開校する」と、看護教育の始まりを報せています。
礼拝にはアメリカから、トイスラーの孫にあたるクリストファー・リングウォルト氏が、ビデオレターを寄せてくださいました。トイスラーの開校当時考えていたことが「患者に奉仕し、日本ひいては世界において最高の医療を提供する看護師の継続的な中核を育成、確立することだったのではないか」と祝辞をいただきました。
また礼拝終了後には、学生有志が制作した100周年記念の動画が披露されました。看護師を目指している学生のインタビュー、また聖路加の卒業生でもある学長、教員から学生たちに向けたメッセージなどが伝えられました。上映後、動画を見た礼拝参加者からは大きな拍手が贈られました。
聖路加国際大学看護教育100周年記念学生作成動画
記念動画を制作した学生からメッセ—ジ
金子怜未さん
大きな節目の年に聖路加国際大学在学生として動画制作に携われましたこと、誇りに思います。『最善を尽くせ、しかも一流であれ』を胸に刻み歩み続けます。
高橋莉抄さん
聖路加の看護教育100周年に聖路加の学生のひとりとして学ぶことができていること、とても嬉しく思います。聖路加で過ごした時間はきっと私の今後の人生の中で大きな糧となると思います。この日のことも感謝とともに心に留めていければと思います。
佐々木郁乃さん
聖路加看護教育100周年という大きな節目に立ち合うことができ、光栄です。先輩方がこれまで築いてきた看護の道を、今度は自分自身が新たに築いていくひとりとして、時に振り返りつつ、看護をより一層深めていきたいと思います。
加藤愛士郎さん
この度は100周年記念の動画を作成させていただく中で、資料や写真を見てトイスラー博士の思いや聖路加の先輩方の偉大な功績を改めて知り、聖路加の名前の重さを感じました。この名前に恥じないようにこれからも学生生活、聖路加の看護師として精進していきたいと思います。