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片岡弥恵子教授が第6回『未来のいしずえ賞』を受賞しました

2023年04月05日

看護学研究科ウィメンズヘルス・助産学の片岡弥恵子教授が、第6回(2023年)「未来のいしずえ賞」(※)を受賞し、2023年3月28日に行われた授賞式に参加しました。

東京都助産師会会長を務めた片岡教授は、新型コロナウイルス感染拡大で相談会の開催が難しくなり、不安を抱える妊産婦さんたちのために、 2020年4月から無料オンライン助産師相談を立ち上げました。
2021年1月からは東京都委託となった形で現在も継続しており、新型コロナ陽性妊婦の健康観察、家庭訪問へと活動を拡大しています。

今回の受賞は、コロナ禍で不安を抱える妊産婦を対象に、助産師によるオンライン相談の仕組みを実現した活動に対するもので、オンライン相談の基盤として全国に広がりました。

片岡教授の受賞コメントを掲載します

大変光栄な賞をいただき、うれしく思っております。
ご推薦いただきました堀内学長、関係者皆様に深くお礼申し上げます。

今回の「未来のいしずえ賞」は、コロナ禍において、東京都助産師会の会長をしておりました際の活動を評価していただきました。地域の助産師たちは、妊産婦さんの身近にいるからこそ、妊婦さんやご家族が何に困っているのか?どんなことを不安に思っているのか?というニーズをいち早く捉え、すぐに活動を開始することができました。

授賞理由でご紹介いただきました「オンライン助産師相談」は、前半は寄付によって、後半は東京都の委託事業として運営し、現在も継続しております。また、オンライン相談から始めた事業は、コロナ陽性妊婦さんの健康観察や家庭訪問事業へと活動を拡大することができました。

日本では、年間出生数が80万人を切るというこれまでにないほど、急激に少子化が進んでおります。
子育て支援には、こうした地域の助産師の活動をさらに推進することが重要だと考えております。

授賞式の様子(最前列左から4番目が片岡教授)

(※)一般財団法人KODAMA国際教育財団「未来のいしずえ賞」は、未来に向かって豊かな社会の礎を築くために目標に向け強い意志をもって活動し、人知れず努力を重ね、貢献した方々の功績を讃える国際賞です。スポーツ部門・医療部門・保健福祉部門・教育部門・社会活性化部門の5部門が顕彰されています。