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看護実習生の祝福を行いました

2023年08月09日

7月15日(土)、看護学部2年生と学士編入3年生を対象とした「看護実習生の祝福」を聖ルカ礼拝堂にて執り行いました。

「看護実習生の祝福」は実習に臨む看護学部生が、建学の精神である「キリスト教の精神」に則り、「知と感性と愛のアート」である看護を、人としてまた看護専門職者として、高い倫理観と責任感をもって隣人愛を実践することができるように、神のお導きを覚えるひとときを持つことを目的としています。

130名の実習生一人ひとりがチャプレンから祝福を受け、吉田看護学部長より「励ましの言葉」が贈られました。
実習生代表の都留茉奈実さんによる「誓いの言葉」です。

誓いの言葉 都留茉奈実

まず初めに、今日こうしてこのような素敵な場所で、ともに看護の道を歩む同士ともに臨地実習に臨む意味を考える機会に恵まれたことに感謝いたします。

ここに集う130人はそれぞれが看護という道に魅力を感じ、目標を持って聖路加国際大学に入学しました。入学してからの日々は、日々の授業とコミュニケーション実習・基礎看護技術実習の2回の臨地実習を経て、患者さんとどう関わっていけるか、患者さんにとっての最適な看護ケアとは何かを考える時間でした。それまで憧れであった看護師に、今度は自身が看護師になった時にどのように考え、何が出来るのかと想像を膨らませる日々はとても新鮮で充実したものでした。改めてこれまで授業を実習にご協力いただき支えてくださった先生、先輩方、病棟の看護師の皆様、患者さんとその家族の方々に感謝申し上げます。

これから、身につけた技術と知識を持って挑む本格的な実習が始まろうとしています。それぞれの憧れる看護師に近づける喜びや期待と共に不安も抱え私たちは今この場に立っています。私たちがどれほど勉学に励み準備をして挑んだとしても、実際に患者さんを目の前にし看護を行うのは決して簡単なことではありません。多くの困難が私たちを襲い、私たちが想像していた以上の試練は時に自信の選択が本当に正しかったのか、迷いを生じさせるでしょう。そんな時に私は聖書のこの一節を思い出したいと思います。
コリントの信徒への手紙10章13節
あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。

私たちのこれからの新しい挑戦の中で直面する試練は避けられないものです。しかし神は私たちが耐えられないような試練を私たちに与えません。試練に耐える期間は辛く、どうして自分がこのような試練を受けているのか、自分の選択は正しかったのか疑問に思うこともあるでしょう。しかし神は自分がこの試練を耐え忍ぶことができると信じ、自身の選択に疑問を持つ必要はないと教えてくれているように感じます。
私は自身の選んだ看護という道に誇りを持ち、試練をもを自身の成長の糧にできることを信じこれからの時間を過ごしていきたいと思います。

最後に重ねてではありますが、皆が集まりこうして誓いの言葉をお伝えできる機会に恵まれましたことに感謝します。そして今後もそれぞれが目指す看護師像に向け一人一人が日々精進して行くことをここに誓わせていただきます。