ニュース&トピックスNews&Topics

堀内成子学長が第20回「ヘルシー・ソサエティ賞」を受賞しました

2024年10月11日

堀内成子学長が第20回「ヘルシー・ソサエティ賞」(教育部門)*を受賞しました。

助産師の知識と技術の向上、聖路加産科クリニックの活動、また助産教育の大学院化に尽力し、アジア・アフリカ研究や日本助産評価機構の創設が評価されました。



*ヘルシー・ソサエティ賞
健全な社会と地域社会、国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した人々を称する目的で、2004年に創設(関連リンク参照)

堀内学長 受賞コメント

私はこれまで助産師としての実践、教育・研究に携わって参りました。
今回、このような形で評価していただき、第20回ヘルシー・ソサエティ賞を賜りましたことに深く感謝申し上げます。

受賞理由であります①自然分娩のできる場所作り—妊娠から出産、産後期を継続して助産師がケアする施設創り、②助産師育成に大学院での道を拓いたこと、③助産評価機構を設立し、専門職大学院や大学の評価、助産所の評価、そして個人認証制度の「アドバンス助産師」を創設したこと。④妊産婦死亡や新生児死亡に課題の多いアジア・アフリカ(タンザニア・ミャンマー・インドネシア)での人材育成です。
いずれも時代に求められ、改善が必要だと考えて切り拓いてきた仕事でございます。それを評価していただきましたこと身の余る光栄だと考えております。

私は、こどもを産み育てることに優しい社会、人と人とが絆をつくって幸せを感じることのできる優しい社会を創りたいと考えています。
我が国はもちろんのこと、世界中のこどもを産み・育てる人々が<ど真ん中>に来るような社会を願っております。
今回の受賞が、助産師をはじめ、こどもを産み育てる女性と家族、地域の人々の健康を支える仕事に携わっている人々にとって大きな励みとなるものであると信じております。

私にとってどの活動も始める際には、賛成・反対・障壁がたくさんありました。果たして成果が現れるのか不安な気持ちもありました。
ここまで続けてくることができましたのは、志を同じくする仲間や先輩、後輩の存在無くしては、続けられませんでした。
これまで一緒に歩いてくださった医療関係者、教育関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
そして、いつも私のわがままや悩みに辛抱強く寄り添ってくれた家族に感謝いたします。

これからもなお一層の研鑽を重ね、教育・研究活動に引き続き精進して参りたいと存じます。

プロフィール

新潟県新潟市出身
学位:
博士(看護学)

専門:
ウィメンズヘルス・助産学

学歴:
1978年 聖路加看護大学衛生看護学部 卒業
1982年 東京大学大学院医学系研究科保健学専攻修士課程修了(保健学修士)
1993年 聖路加看護大学大学院看護学研究科看護学専攻 博士後期課程修了
2002年 University of Michigan School of Nursing Visiting Research Fellow

職歴:
1978年 (財)聖路加国際病院 看護婦(内科)
1982年 聖路加看護大学看護学部 助手
1994年 聖路加看護大学看護学部及び大学院看護学研究科 教授
2003年 聖路加看護大学看護学部及び大学院看護学研究科 学部長、研究科長
2010年 聖路加産科クリニック 助産師 副所長
2015年 聖路加国際大学大学院看護学研究科 教授
2018年 聖路加国際大学看護学部 学部長(~2019年3月)
    聖路加国際大学大学院看護学研究科 研究科長
2020年 聖路加国際大学 学長

関連リンク