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福島県災害支援プロジェクト

聖路加国際大学福島県災害支援プロジェクトについて

聖路加国際大学 学長 井部 俊子

2011年3月11日の東日本大震災から、3年2か月になろうとしています。津波に加え原子力発電所の事故という二重の被害を被った福島県では、多くの県民の方々が将来への不安を抱えながら、また全村避難をした町村の方々においては、一部町村での帰還は始まっているものの、多くはいまだ故郷への帰還がかなわないまま、避難先での不自由な生活をおくられています。

聖路加国際大学は、NPO法人日本臨床研究支援ユニット理事長の大橋靖雄教授(福島県出身)が立ち上げた「きぼうときずな」プロジェクト(http://kiboutokizuna.jp/)に賛同し、2011年4月の震災直後から協同して福島県被災地での活動を続けてきました。

2011年度は、いわき市、郡山市(富岡町民支援)を主な活動場所として、それぞれにボランティア看護師を毎日2人ずつ派遣、年間のべ約1,100人が、仮設住宅・借上げ住宅で生活する被災者の健康調査のための戸別訪問活動を現地保健師と協力して行いました。また2011年11月と2012年3月には、ボランティア看護師と看護学生あわせて約20人による、相馬市での1週間集中活動(仮設住宅訪問)も行いました。なお相馬市では、2011年5~8月の4ヶ月間、福島県精神保健福祉センター長 畑哲信先生の「心のケア」チームへの協力として、精神看護の看護師派遣を行い、のべ約100人が現地で活動しました。

2012年度にはNPO法人日本臨床研究支援ユニットがいわき市および富岡町と委受託契約を結び、法人職員が被災者訪問活動を継続する形となりましたが、聖路加国際大学関係者からなるボランティア看護師は、それをサポートする体制をとり、のべ約70人が現地で活動しました。

2013年の昨年度は、精神看護教員による現地活動保健師へのコンサルテーションや、本学の認定看護師教育課程訪問看護の受講生23人による出張講座などを通して、きぼうときずな活動への協力を継続しました。

福島県では2014年6月現在においてもなお、約13万人(県内83,250人、県外45,854人)の方々が県内外各地での避難生活を余儀なくされています。
聖路加国際大学は今後もこの現実に真摯に向き合い、福島県における被災者の皆様との絆をより深め、きぼうときずな活動への協力を継続します。引き続き皆さまのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2014年6月4日

問い合わせ先 総務課 somu@slcn.ac.jp 03(3543)6391(代表)