WHOの「個人および集団における貧血の定義のためのヘモグロビンカットオフ値に関するガイドライン」は、加盟国およびそのパートナーが、貧血という重要な公衆衛生問題を評価し、その負担を軽減するための適切なツールについて、情報に基づいた決定を行う支援を目的としています。
WHOの2025年グローバル栄養目標には、生殖年齢の女性における貧血の有病率を50％削減することが含まれています。
2030年持続可能な開発目標（SDGs）には、特に目標2「飢餓を終わらせ、食料安全保障および栄養の改善を達成し、持続可能な農業を促進する」および目標3「すべての年齢層の人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」があり、これらは貧血の軽減を包含しています。

大田えりか教授がWHOガイドラインのシステマティックレビューチーム（チームメンバー:ダ シルヴァ ロペス カタリナ講師、山路野百合さん（院生）、Obaidur Rahmanさん（院生）が共著者）として参画し、以下のコクランレビューを出版し、ガイドラインに引用されました。
コクランレビューのタイトルは、「栄養特異的介入によるライフサイクル全体にわたる貧血の予防および管理に関するオーバービューレビュー」です。
da Silva Lopes K, Yamaji N, Rahman MO, Suto M, Takemoto Y, Garcia-Casal MN, Ota E. Nutrition‐specific interventions for preventing and controlling anaemia throughout the life cycle: an overview of systematic reviews. Cochrane Database of Systematic Reviews 2021, Issue 9. Art. No.: CD013092. DOI: 10.1002/14651858.CD013092.pub2. Accessed 22 May 2024.

また、第一回のWHO本部で実施された2017年の会議に参加しました。

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