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2022年度学位授与式 看護学研究科修士課程修了生代表 答礼のことば(2023年3月10日)

看護学研究科修士課程修了生代表 高野真優子

桜のつぼみが膨らむ今日のよき日、堀内学長ならびに諸先生方のご臨席を賜り、このように盛大な学位授与式を執り行っていただきましたことを、修了生を代表致しまして、心より御礼申し上げます。また、激励の言葉を賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。

私たちは、それぞれの志を胸に、この聖路加国際大学大学院に入学致しました。歴史ある聖路加、先進的な取り組みを続けてきた聖路加で学問の道を歩むことができることに、感謝の気持ちでいっぱいになったことを思い出します。入学式では堀内学長から、「立ち止まるのか、後戻りするのか、進み続けるのか、それは自分次第です」というお話を頂きました。そして、麻原研究科長から「あきらめないこと」というお言葉も頂きました。修士課程での道のりを終えようとしている今、あのときのお言葉の意味を深く実感しております。

ここまでの道のりでは、ときに彷徨ってしまうこともありましたが、自分自身と向き合う中で迷いが生じたときには、先生方が進むべき方向に光を照らして下さいました。先生方のご指導、お導きにより、新たな知見を得る感動、探究する喜びを知ることができました。

たくさんの仲間と出会うこともできました。互いに学び合ううちに様々な価値感に触れ、さらにそれを踏まえながら考えを交わしていくという経験は、多様性を尊重する行動としての一歩であったと思います。みなさんと支え合い、励まし合うことで深まった絆を大切にしていきたいと思います。

先輩方からもたくさんのご助言を頂き、勇気づけて頂きました。新型コロナウイルス感染症の影響を最初に受けた先輩方が、工夫され、より良い方法を見出し、困難の中で成果を収めていらっしゃる姿から、不屈の精神で立ち向かうという聖路加の大学院生としての姿勢を学びました。

今日から私たちは、聖路加国際大学大学院を修了した者として、それぞれの使命と役割を担うことになります。私たちは、自分の関心ある現象に迫ることを通して、社会がどうあるべきか、看護専門職としてどうあるべきかを考えてまいりました。修士課程で培った力を発揮して、これからより一層、果敢に挑戦していく覚悟です。

最後になりますが、本日までご指導下さった先生方、学習環境を整えて下さった大学職員の皆さま、先輩、後輩のみなさま、私たちを支えてくださったすべての方々に、修了生を代表して御礼を申し上げます。終わりに、聖路加国際大学のますますのご発展をお祈り申し上げ、答礼の言葉とさせて頂きます。


2023年3月10日
聖路加国際大学 看護学研究科修士課程 
修了生代表 高野 真優子